文法が難しい言語
ロシア語はロシアをはじめとした東ヨーロッパなどの国々で公用語として活用されており、世界で約1億8千万人もの人に使われています。
国連や国際原子力機関でも公用語として使われている言葉になります。
ロシア語はキリル語と呼ばれる文字で表記されます。
キリル文字は全部で33種類存在しており、日本語にはない独特の発音をする文字があります。
ロシア語の文法が日本人にとって難しいと言われているのは、名詞が男性名詞と女性名詞に加えて中性名詞が存在している点です。
日本人にとってはあまり馴染みがないため、覚えるまでが大変に思う方も多いです。
しかし、子音によって判別できるため覚えてしまえば案外簡単なものだと感じやすい特徴もあります。
ロシア語にも方言があり、それぞれの地方によって独特のなまりが存在しています。
ロシアとの交流を盛んに行っている地域ではロシア語の勉強を授業に取り入れている学校も多いです。
日本語として馴染みのあるロシア語由来の言葉も多く、実は日本人にとっては親しみやすい言葉として知られています。
イクラやインテリ、アジトなどは元々ロシア語だった言葉が日本でも使われるようになった言葉の代表的なものです。
逆に日本語が元になってロシアでも使われている言葉も多く存在しています。
ロシア語の勉強法
ロシア語を勉強するにあたって多くの方が難しいと感じるのがキリル語の書き方です。
キリル語はブロック体と筆記体が存在していますが、自分でメモをとったりする際には筆記体が使われます。
ブロック体で文字を書くのは幼稚園児くらいの子供だと言われるほど、ほとんどの方は筆記体を使用しています。
しかし、多くの方が戸惑うのは筆記体で書かれた文字が似たような形なので、難しくて読めない事です。
自分で書き残したノートも読めないほど筆記体で書かれた文字は読みにくい特徴があります。
まずは筆記体の書き方と読み方をマスターしなければいけません。
実際にロシア語を使って会話できるようになるまでには、発音をマスターする必要があります。
ロシア語の発音も日本人にとっては難しい部分が多いため、できればネイティブの方にチェックしてもらいながら正しい発音を身につけたいものです。
参考書にはロシア語の発音記号が記載されているので、ネイティブが発音している言葉と比べながら自分も正しい発音ができるようになるまで練習を重ねてください。
とにかくロシア語に慣れるために、ネイティブの会話を収録した映像やCDを何度も視聴して耳を慣らすようにしてください。
スラスラと会話できるレベルに達するまでにはある程度の期間が必要になりますが、日常的にロシア語に慣れる環境を作っているほど早くマスターできると考えられます。